hostsファイルについて、わかりやすく説明してみる

hostsを理解するには、まずDNSを知っておくと良いでしょう。

DNSサーバについて

 

DNSサーバとは...

DNSサーバ(ディーエヌエスサーバ)は、コンピュータ・ネットワークにおいて、Domain Name System(DNS)の「名前解決」機能が実装されたサーバである。(以下略)

ブラウザのアドレスバーにドメイン名を入れただけで、サーバを判断し、接続できるのは、DNSによってドメイン名からサーバのIPアドレスを取得できるからです。

 

例えばですが、「google.com」の場合は、「172.217.26.46」というIPアドレスが設定されています。

https://www.cman.jp/network/support/ip.htmlにて検索

 

ブラウザのアドレスバーに「google.com」と入力されると、「172.217.26.46」のサーバにつなげば良いんだとわかるため、接続ができているわけです。

 

もちろんですが、ブラウザのアドレスバーにIPアドレスを直打ちでもアクセスすることができます。

実際に試してみましょう

ブラウザのアドレスバーに以下のIPアドレスを入力し、アクセス。

yahoo.co.jpのIP:182.22.59.229

google.comのIP:172.217.26.46

 

 

hostsファイルについて

ここからやっとhostsの説明です。

hostsとは、DNSより先に参照されるIPアドレスとドメイン名の一覧のことです。

基本的にはDNSと同じですが、各PCで設定するため、DNSよりも優先度が高いのがhostsです。

 

試してみよう

hostsはDNSよりも優先される設定です。

...ということは?

hostsに以下の記述を追加し、ブラウザから「google.com」へアクセスしてください。

182.22.59.229 google.com

 

結果は、yahoo.co.jpにアクセスされたと思います。

もし、されなかった方は、他のブラウザで試してください。

Chromeだと、予想どおりの動きにならないことがあります。

 

hostsファイルを編集する

まずは、ファイルの場所ですね。

C:Windowssystem32driversetchosts

 

hostsファイルを普通にメモ帳で開き、追記したのでは、編集内容を上書き保存できません。

上書き保存するためには、管理者権限でメモ帳を開く必要があります。

 

管理者権限でメモ帳を開くためには、検索欄から、メモ帳と検索し、右クリックメニューから管理者として実行を選択します。

 

その後、メモ帳のヘッダメニュから ファイル > 開く を選択し、

C:Windowssystem32driversetchosts を選択。

これで、管理者権限で開いているメモ帳で、hostsを開くことができました。

この状態で、編集すれば上書き保存することが可能です。

 

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